ロレックスのオーバーホールとは?かかる費用や返却までの期間を解説

ロレックスのオーバーホールとはなにか、費用や期間はどれくらいかかるのか、気になりますよね。オーバーホールとは機械を分解し点検・修理をおこなうことです。ロレックスは100以上のパーツで構成されていますから、修理専門の時計技師によって作業がおこなわれます。費用は5万円弱〜で期間は正規店に依頼すれば2ヶ月弱かかるのが通常です。本記事では、ロレックスのオーバーホールについて解説していきます。高価な品物かつ繊細な作りをしていますから、定期的な表面の汚れ取りはもちろん、数年に一度は中身のメンテナンスも必要です。記事内では、どのような店舗に出せば良いのか、メリット・デメリットを含めてご紹介していますので、そろそろメンテナンスが必要かなと感じている場合はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

目次

オーバーホールとは

オーバーホールが必要な理由

オーバーホールの頻度

オーバーホールの必要期間

オーバーホールの手順

オーバーホールができる店舗

オーバーホールの費用

長持ちさせるための日頃のメンテナンス

時計が壊れたら

まとめ

 

オーバーホールとは

ロレックスのオーバーホールとは、時計を分解し、部品の傷みなどを点検・修理することです。時計を長年使っていると、外面だけでなく中身の部品にも少しずつ傷みや歪みが生じることがあります。時間がズレてくる、ゼンマイを巻き上げるリューズがうまくはまらないなどです。時計は精密機械であるため経年劣化してきますので、故障して使えなくならないよう定期的な中身の点検が必要になります。

オーバーホールが必要な理由

オーバーホールが必要な理由としては、ロレックスを構成するパーツは100種類以上あり、点検や修理に専門的な技術が必要になるからです。時計のパーツには以下のようなものがあります。

<外側の部品例>

  • ダイヤル・・・文字盤、時計の顔でありデザインに力が入る場所
  • インダイヤル・・・文字盤内に設置する小さなダイヤル
  • ガラス・・・文字盤を守るガラス板。風による悪影響を防ぐため風防とも呼ぶ
  • ケース・・・時計の駆動部分(ムーブメント)を収める容器
  • ベゼル・・・ガラスの周りに取り付けるリング部品
  • ラグ・・・バンドを固定する部品
  • バンド・・・時計を手首に固定する部品
  • フラッシュフィット・・・ケースとバンドを結ぶ部品
  • リューズ・・・ゼンマイの巻き上げや日付を調整する部品
  • プッシュボタン・・・インダイヤルやカレンダーを調整する部品
  • バックル・・・バンドを留める部品

<内側の部品例>

  • 日車・・・カレンダー表示ディスク
  • つつ車・・・12時間で一周する歯車
  • 日の裏おさえ・・・巻き上げ部をおさえる部品
  • 日の裏車・・・時計の針に連動する歯車
  • 筒かな駆動車・・・60分で一周する歯車
  • 日おさえ・・・カレンダーをおさえる部品
  • 日回し中間車・・・カレンダーを回すための連結歯車
  • 日ジャンパー・・・カレンダーをスムーズに動かすためのバネ
  • 日回し車・・・24時間で一周する歯車
  • 裏おさえ・・・巻いた時にクリック音を出すバネ
  • オシドリ・・・リューズと連動し時刻調整をおこなう
  • カンヌキ・・・リューズと連動し時刻調整をおこなう
  • 小鉄車・・・日の裏車に力を伝える部品
  • 日車早送り操作レバー・・・小鉄車の噛み合わせを切り替えるレバー
  • 日車早送り車・・・カレンダーを早送りする歯車
  • 小鉄車中間車・・・日車早送り車に回転を与える部品
  • 日車おさえ・・・カレンダーディスクをおさえる部品
  • 地板・・・内部部品を収める土台

各パーツにはスムーズな動きをするよう専用の潤滑油が塗布されています。この潤滑油の劣化が進むと部品が傷んだり、故障の原因にもなります。オーバーホールでは各部品を洗浄し、破損や歪みのある部品を交換、新たな潤滑油を塗布して防水などの最終確認をおこないます。各部品を分解した後は逆の手順でもう一度組み直さなければなりませんから、元専門技師でない限り個人でおこなうのは不可能と言っても良いでしょう。

オーバーホールの頻度

オーバーホールを行う頻度ですが、できれば3、 4年に一度、長くても5年に一度のメンテナンスが適切と言われています。あくまで目安の数値ですので、時計の動きに違和感を覚えたタイミングでオーバーホールを依頼するようにしましょう。

オーバーホールの必要期間

続いてはオーバーホールを依頼した際に時計の返却までにかかる期間についてです。正規店でオーバーホールを依頼する場合、返却までに約6週間、つまり2ヶ月弱はかかると思っておいて良いでしょう。メンテナンスにしては少し長く感じられるかもしれませんが、正規店の時計技師による作業がおこなわれますので安心感があります。また、オーバーホールは時計修理専門店にも依頼することが可能です。時計修理専門店も正規店と変わらない技術のある時計技師がおり、期間は2、3週間ほどと正規店よりも早く仕上げることが可能です。もちろんメーカーでないので、モデルによっては扱えないケースもありますが、早く使えるようにしたい場合は一度時計修理店にも相談してみると良いかもしれません。また、オーバーホールは家電量販店でも実施しています。家電量販店は都心であれば駅近くにあることが多いので、気軽に依頼や受け取りができる点がメリットです。返却までの期間も時計修理店と同様に2、3週間ほどと早く、仕事帰りなどに受け取ることもできますね。ただし、時計技師の技量が不明瞭な点は少し不安なところかもしれません。時計修理店に派遣を依頼している量販店もあるようですが、オーバーホールを依頼する場合はどんな時計技師がメンテナンスを実施するのか、その技師に実績があるのかなどを確認したほうが良いでしょう。

オーバーホールの手順

オーバーホールは、1.時計の分解、2.部品の交換、3.部品の洗浄、4.注油、5.調整、6.外部の仕上げ、7. 防水検査、8. 組み立て、9. 最終調整の順番におこなわれます。

1. 時計の分解

まずはオーバーホールの準備としてケースからバンドを取り外し、ケースからムーブメントを取り出します。ムーブメントを構成する100以上の部品も全て取り出し、部品の傷みや歪みの有無を確認します。

2. 傷んでいる部品の交換

ムーブメントを構成する部品の中に傷みや歪みがあるなどロレックスの品質基準に満たないものがあれば、新規の部品と交換します。

3. 部品の洗浄

分解された部品をまずは手洗いで余分な汚れを落とし、専用の容器に溶剤を入れて超音波洗浄をおこない、乾いて固まってしまった潤滑油や細かな不純物などを取り除きます。

4. 潤滑油の塗布

部品の洗浄・乾燥が完了したら、ムーブメントの再構築をおこないます。その際パーツ同士の擦り減りを抑えるため、パーツごとに専用の潤滑油を加えていきます。

5. 駆動部分(ムーブメント)の調整

ムーブメントの構築が完了したら、一度動きの確認をおこないます。規定に達するまで調整を繰り返していきます。ロレックスの正規店であれば、ロレックスの精度基準に従って第一段階の調整が実施されます。

6. 外部の研磨

続いて、ムーブメント以外の部品のメンテナンスです。ケースからミドルケース、ベゼルなどを取り外し、それぞれに対して研磨をほどこし、新品に近い状態に仕上げます。艶やかで美しい状態を取り戻すためには、ムーブメントの調整を超える高い技術力が求められます。

7. 防水検査

ケース等の研磨・洗浄が完了した後は、ムーブメントを装備する前にケースの防水性の検査を実施します。

8. 組み立て

防水検査の完了したケースにムーブメントを装着します。基準に沿うよう都度精度検査をおこないながらケースへ収めていきます。

9. 最終調整

ケースへの収納が終わったら最終調整に入ります。ブレスレットを装着し、時計が問題なく駆動すること、外観が美しく仕上がっていることなどを厳しい基準に照らし合わせながら確認をおこないます。最終調整が終われば返却となります。ロレックス正規店で依頼した場合、2年間有効な国際保証書とともに返却されます。

オーバーホールができる店舗

オーバーホールを依頼できるのはロレックス正規店・時計修理店・家電量販店です。それぞれのメリット・デメリットを解説します。

正規店のメリット

正規店にオーバーホールを依頼するメリットは確実性と安心感です。製造中止・サポート中止などがない限りはどのモデルでも確実にメンテナンスしてもらえますし、ロレックスの専門の技術者によるメンテナンスですから安心して任せられます。部品交換の場合は純正のパーツが装備されますし、オーバーホール完了後は2年間有効な国際保証書を受け取れます。

正規店のデメリット

正規店のデメリットは期間と値段です。正規店のオーバーホールを利用すると、見積もりに1週間、点検・修理に5週間で合計6週間ほど要します。2ヶ月近くかかる点は、正規店といえど時計の調子が心配になりそうです。また、費用も修理店などに比べたら割高です。ただし国際保証が2年つきますので致し方ないところとも言えますね。

修理店のメリット

続いて時計修理店で依頼した場合のメリットを見ていきます。前提として、時計修理の国家資格である1級技能士によるメンテナンスを依頼するようにしましょう。メリットとしては正規店よりも安い金額で早く時計を返却してもらえることです。正規店の3割引くらいの価格で期間も2週間程度で完了するお店もあります。

修理店のデメリット

時計修理店のデメリットとしては、どのお店に依頼するかでオーバーホールの品質に差が出てしまうことです。正規店では心配する必要がない点に気をつけなければなりません。1級技能士の資格を持っているなど、ある程度技術力を担保していることを確認しておきましょう。また、保証期間も半年〜1年と正規店より期間が短くなっている場合が多いです。

家電量販店のメリット

最後に家電量販店で依頼する場合のメリットを見ていきます。メリットとしては、手軽にメンテナンスを依頼できる点です。家電量販店は都市部であれば駅前に立っていることが多いので、仕事帰りなど気軽に立ち寄ることが可能です。正規店や修理店まで休日を使ってわざわざ持っていくといった手間が入りません。

家電量販店のデメリット

手軽な分技術力の不明な点がデメリットになります。量販店が外部の技能士に依頼することも多々あるようですが、誰がどのようにメンテナンスするかを預ける際に確認できるかわかりません。また、取り扱いができる時計の種類も限られています。

オーバーホールの費用

オーバーホールにかかる費用をご紹介します。

<各モデルの費用>

  • デイトナ:正規店 8万円〜、修理店 4万5千円〜
  • エクスプローラー:正規店 7万5千円〜、修理店 3万円〜
  • サブマリーナ:正規店 7万5千円〜、修理店 3万円〜
  • ヨットマスター:正規店 7万5千円〜、修理店 3万5千円〜
  • GMTマスター:正規店 7万5千円〜、修理店 4万円〜

安くない値段ではありますが、時計の隅々までチェックしてくれる点、外見の美しさも整えてもらえると考えれば、数年に一度の出費ですから妥当とも言える金額ではないでしょうか。

長持ちさせるための日頃のメンテナンス

ロレックスを長持ちさせるため、以下のような形で日頃のメンテナンスを行いましょう。

  • マイクロファイバーで表面の汚れを落とす
  • ケースとブレスレットは石鹸水と柔らかいブラシで洗浄可能
  • 高い防水機能があるため一日の終わりにシャワーで洗い流しても良い

時計が壊れたら

長年の使用や強い衝撃を与えるなどして時計が壊れてしまった場合ですが、ロレックスは世界的に需要の高い商品のため、故障しても値段が付くケースが多いです。修理をしてから買取を依頼しても良いのですが、モデルによっては修理費の方が高くつく可能性もありますので、まずは買取業者で査定してもらってから検討すると良いかもしれません。

まとめ

ロレックスのオーバーホールについてまとめます。

  • オーバーホールとは、時計が正常に駆動するよう分解・点検・修理をおこと
  • オーバーホールは最長でも5年に一度は実施すると良い
  • オーバーホールの依頼は、正規店・時計修理専門店・家電量販店で依頼可能

ロレックスは美しい外観と繊細な内部構造が特徴の時計です。定期的なメンテナンスをおこない、洗練された使用感を楽しみましょう。

 

 

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