高級腕時計の取り扱い注意点とは?種類別に適切なケアをしよう

高級腕時計はどのように扱えば良いのか、注意することはどんなことかとお悩みではありませんか。高級腕時計は「高級」というイメージから耐久性の優れた時計と思う方も多いようです。確かに高級腕時計の中にも防水機能や耐衝撃機能を備えた時計があることは事実ですが、精密機械でもありますので必要以上の衝撃が加われば簡単に壊れてしまいます。本記事では、高級腕時計の取り扱いで注意すべきことを解説します。高級腕時計が高級なゆえんは時計内部に備わっている100以上の微細なパーツで構成された駆動部分(ムーブメント)の複雑さ・繊細さにあります。管理方法を誤ると故障の原因になり、修理に数万円〜十万円以上かかる場合もあります。記事内では高級腕時計に万一のことが起きた時のための保証の種類もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

高級腕時計も壊れる

高級腕時計の種類

高級腕時計の取り扱いで注意すること

保証の種類

まとめ

高級腕時計も壊れる

高級腕時計というのは繊細で故障しやすい製品です。なぜなら時計内部に設置してある駆動部分(ムーブメント)は100以上の微細なパーツを組み合わせて作られており、各パーツが精密に絡み合いスムーズに連動することで時計を動かしているからです。高額になるにつれて内部構造に使われるパーツの数も増えてより複雑になりますので、高級腕時計の内部には精密機械が収められていると言っても過言ではありません。近年では防水性に優れたケースの開発や耐久性の高い素材をケースに利用することで、外からの衝撃に対応している時計が出てきています。しかし、防水といっても温水には対応できなかったり、必要以上の衝撃を加えれば外傷は抑えられても内部のムーブメントへの影響は少なからずあるはずです。高級品だからあまり故障はない、そこまで気にしなくて大丈夫と過信するのは危険です。故障すれば小さくない金額の出費がありますし、大掛かりなメンテナンスに出せば1ヶ月以上手元に戻ってこないこともあります。正しい取り扱いについての知識を身につけて、少しでも長持ちするよう大切に扱うようにしましょう。

高級腕時計の種類

高級腕時計にはクォーツ式、手巻き式、自動巻きの3種類があります。

クォーツ式

1つ目は、クォーツ式腕時計です。クォーツとは水晶を意味する言葉で、内蔵された電池から送られる電流により水晶が振動することで時計を動かす仕組みになっています。クォーツ式は大量生産が可能になっており、数千円から買える時計のほとんどはクォーツ式の時計です。もちろん時計ブランドが出している高級なクォーツ式腕時計もあります。

メリット

クォーツ式のメリットは、高精度かつ低価格であることです。1秒間に30,000回の振動を生み出すクォーツと振動を電気信号に切り替え針を動かすモーターにより、月次の誤差±20秒程度と正確に時を刻みます。また、手作業で作られる機械式と違い大量生産できるため、1,000円以下の腕時計でもある程度正確に動く時計でもあります。

デメリット

デメリットとしては、高級腕時計でも資産価値は高くないことです。機械式の場合は定期点検でケアをしていれば数十年と長年に渡って使い続けることができますが、クォーツは電子部品を使っているので修理ができず、時計の寿命があります。

手巻き式

2つ目は、手巻き式腕時計です。手巻き式は動力源であるゼンマイを手動で巻き上げて動かす仕組みになっており、機械式の一種です。懐中時計に使われる仕組みとして多くみられます。

メリット

手巻き式のメリットは、電池交換がいらないため数十年と使い続けられることです。また、内蔵される部品が少ないことから腕時計の場合は薄くて軽い時計を作ることができます。

デメリット

デメリットとしては、毎日同じ時間にゼンマイを巻いてあげる必要があることです。また、手動で巻いているため動きの精度としてはあまり高くありません。

自動巻き

3つ目は、自動巻き腕時計です。手巻き式では手動でゼンマイを巻き上げていましたが、自動巻きでは時計に内蔵されているローターという部品が腕の動きに合わせて回転し、自動でゼンマイを巻き上げる仕組みになっています。手巻き式と同様機械式の一つです。近年の世界を代表する高級腕時計には複雑かつ繊細な自動巻き構造が組み込まれています。

メリット

自動巻きのメリットは、嗜好性と資産性があることです。自動巻きに採用される駆動部分(ムーブメント)は年々複雑性を増しており、その魅力に魅せられたファンが世界中にいます。特に三大複雑機構と言われる「トゥールビヨン」「ミニッツカレンダー」「パーペチュアルカレンダー」は時計好きには憧れの機能でもあります。自動巻き時計は手作業で作られるため生産量が限られている場合がほとんどのため、需要に対する供給が少なく価格が高騰する時計が続出しています。資産性の高さから投資として考える人も少なくありません。

デメリット

デメリットとしては、クォーツ式に比べると精度が落ちることと、複雑な構造ゆえに衝撃や磁気に影響を受けやすい特徴があります。故障が発生した場合は専門の技師の手による作業が必要で部品も高価なものが使用されているため、修理費も高額になる場合が多いです。

高級腕時計の取り扱いで注意すること

高級腕時計を長く使用していくためには適切な扱いが大切です。クォーツ式、手巻き式、自動巻きで注意点が異なりますので、それぞれ解説します。

クォーツ式

まずはクォーツ式腕時計の取り扱いについてです。クォーツ式は動力源である電池が水晶に振動を与えて正確な時刻を刻む時計です。

電池交換に注意

1つ目の注意点は、電池の交換についてです。電池には寿命があるので消耗したら早めに交換する必要があります。寿命がきている電池を使い続けると正確性が失われるなどの不具合が生じたり、電池から液漏れが発生すると機械の故障にも繋がりますし、腕に付着すると化学熱傷の恐れもあります。メーカーによって目安となる交換時期が案内されているはずなので、定期的に確認するようにすると良いでしょう。

クロノグラフ使用に注意

2つ目の注意点は、クロノグラフの使用についてです。クロノグラフはストップウォッチの機能を持っているのですが、電力消費が大きい機能でもあります。電力の消費が大きいと電池の消耗も早くなりますので、時計を長持ちさせるためには適度な使用におさえておく必要があります。

磁気に注意

3つ目の注意点は、磁気についてです。クォーツ式に限らず機械式にも言えることですが、時計は磁気の影響を受けやすいので、スマホやマグネットなどには近づけないようにしましょう。時計が磁気を帯びると正確性のある動きに不具合が生じる恐れがあります。磁気を時計から消すために専用の機械を使わなければならないケースもありますので注意しましょう。

手巻き式

続いて手巻き式腕時計の取り扱いについてです。手巻き式は、動力源であるゼンマイを手動で巻き上げて使用する時計です。

巻き上げすぎに注意

手巻き式の注意点は、ゼンマイの巻き上げについてです。手巻き式の場合はゼンマイを巻く回数に上限があるため、無理に巻き上げを続けようとするとゼンマイが切れてしまいます。ゼンマイが切れると時計は動かなくなりますから、修理に出すことになります。毎日ある程度決まった時間に決まった回数を巻き上げるようにして、時計に負担をかけない使い方をするようにしましょう。

自動巻き

最後は自動巻き腕時計の取り扱いについてです。自動巻きは、時計を装着している腕を動かす度にローターと呼ばれるパーツが回転し、自動でゼンマイを巻き上げてくれる時計です。

 

磁気帯びに注意

1つ目の注意点は、磁気帯びについてです。クォーツ式と同様に自動巻き時計でも磁気による不具合が発生します。理由としては、自動巻き時計の内部は100を超える金属の微細なパーツが絡み合った構造になっているからです。磁気を帯びてしまうとスムーズに連動した動きができなくなり、時計としての精度が落ちたり最悪のケースだと動かなくなってしまいます。時計の動きに違和感を感じたらコンパスを置いてみるなど磁気を帯びていないかチェックしましょう。磁気を帯びていると分かった場合は時計修理店などに磁気の除去を依頼します。

水に注意

2つ目の注意点は、水との接触についてです。自動巻き時計の中にはダイバーズウォッチなど水に強い時計があるのですが、温水などの熱には弱いので注意してください。普通の水であればパッキンを装着したケースが水の侵入を抑えてくれますが、水蒸気までおさえることは容易ではありません。ムーブメントに水分が入れば錆の原因になり不具合が発生する可能性を高めてしまいます。また、たとえ冷水であっても、時計のつまみ部分であるリューズを閉め忘れたりすれば水の侵入を抑えられませんので注意してください。

衝撃に注意

3つ目の注意点は、外部からの衝撃についてです。自動巻き腕時計の内部は複雑で精密機械のような作りになっていますので、強い衝撃が加わるとパーツのズレなど不具合が発生しやすくなります。耐衝撃性の高い素材でムーブメントを守るケースを使用している時計もあり、落としたりしても見た目では目立った外傷は見えないかもしれませんが、内部では噛み合わせのズレやパーツのヒビや破損が発生している可能性はあります。

カレンダー操作に注意

4つ目の注意点は、カレンダー操作についてです。時計には日付や曜日を表示するカレンダー機能がありますが、日付が変更する前後の時間帯は操作が禁止されています。時計が日付変更のためにギアチェンジしているような状態ですので、無理に日付変更を早めようとしたり逆回転させてしまうと、パーツの破損やひび割れを引き起こしてしまいます。夜20時〜早朝4時までの間は操作しないようにしましょう。

ゼンマイの巻き上げに注意

5つ目の注意点は、ゼンマイの巻き上げについてです。自動巻きの特徴はローターが腕の動きと連動して自動でゼンマイを巻き上げてくれる点にありますが、短時間の使用などの場合十分な巻き上げが行われませんのでリューズ(時計側部のつまみ)を回して手動で巻き上げを行う必要があります。手巻き式と違い巻き止めの機能がないものも多く、延々と巻けてしまう時計もあります。ゼンマイの巻きすぎはパーツの消耗やゼンマイ切れの原因になります。ゼンマイが切れてしまった場合は交換になりますので、正規店や修理店に相談してみましょう。

クロノグラフ操作に注意

6つ目の注意点は、クロノグラフの操作についてです。クロノグラフとはストップウォッチ機能のことであり、リューズ以外にも時計にストップ・リセットボタンが装備されています。ボタンの押し間違いは故障の原因になるため、クロノグラフを使用する際にはボタンを押す順番を守るようにしましょう。①スタートボタン②ストップボタン③リセットボタンの順に押すのが基本です。

保証の種類

十分に気をつけて使用すると言っても故障への不安をぬぐい切ることは難しいですよね。時計を購入する際はメーカーの保証や時計店の保証がつきますので、万一の時は相談してみると良いですよ。

メーカー保証

1つ目は時計メーカーによる保証です。日常使用での不具合であれば無償で修理・メンテナンスをおこなってくれます。メーカーによって保証期間は異なりますが、おおむね3〜8年となっています。保証期間の開始は国内メーカーからの購入であれば購入日、並行輸入品であれば海外の販売店からの購入日となります。

時計専門店保証

2つ目は時計専門店による保証です。輸入品や中古品もしくは未使用品の購入では時計専門店を利用する人もいますよね。専門店も独自の保証を展開しており1〜2年の保証期間が付きます。

修理保証

3つ目は修理店による保証です。修理保証の場合は修理をした箇所にのみ適用される保証ですので、他の不具合については別途料金がかかります。

まとめ

高級腕時計の取り扱いについてまとめます。

  • 高級腕時計は繊細なため無理な使い方をすれば壊れる
  • 取り扱いはクォーツ式、手巻き式、自動巻きそれぞれの特徴に沿った方法で
  • 万が一の保証は、メーカー保証、時計専門店保証、修理保証を利用する

腕時計は、高級だから大丈夫というイメージとは真逆の性質を持ち、芸術品に近い商品です。丁寧な扱いを心がけ時計ライフを楽しみましょう。

 

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